布団のお手入れ|素材別の干し方とダニ対策

布団のお手入れは、晴れて乾いた日の10時〜15時ごろに、たたかずに干すのが基本です。干す頻度と時間は中わたの素材で変わり、羽毛は少なめ、綿は多めが目安です。ダニ対策は干すだけでは足りないため、掃除機がけとカバー・シーツの洗濯を組み合わせて続けます。

布団を干す目的

人は寝ている間に汗をかき、その湿気は布団の中わたにたまります。湿気がこもると、わたがつぶれてふくらみがなくなり、においやカビ、ダニが増える原因になります。干すのは、この湿気を外に逃がすためです。日なたで干すと中わたがふくらみ、寝心地も戻りやすくなります。

素材別の干す頻度と時間

メーカーのお手入れの案内をもとにまとめると、次のようになります。製品によって違うことがあるので、布団に付いている取扱表示もあわせて確認してください。

布団の素材別の干し方の目安
素材頻度時間
羽毛月に1〜2回片面1時間ほど(合計1〜2時間)
羊毛週に1回くらい片面2時間ほど
綿週に2回くらい夏は1〜2時間、ほかの季節は4時間ほど

出典:西川・フランスベッドの公式のお手入れ案内。羽毛は日常の湿気取りなら陰干しでもよいとされています。綿の布団は、日差しの強い夏は午前中のうちに短時間で取り込みます。

干すときの手順と注意

  1. よく晴れて空気が乾いた日を選ぶ。
  2. 10時〜15時ごろの、湿気の少ない時間に干す。
  3. 肌に触れる面から先に干し、時間を決めて裏返して反対の面も干す。片面だけだと、反対側に湿気が残ります。
  4. 直射日光に当てるときはカバーを付けたままにして、側生地の傷みや汚れを防ぐ。
  5. 取り込むときは強くたたかない。表面のほこりを手で軽く払う程度にします。

たたくと中わたが傷むうえ、ダニの死がいやふんが細かく砕けて表面に出てきてしまいます。名古屋市の衛生の案内でも、たたかずにほこりを払うことをすすめています。

ダニ対策は掃除機と洗濯を組み合わせる

布団のダニ対策で大切なのは、ダニそのものに加えて、アレルギーの原因になる死がいやふん(ダニアレルゲン)を取り除くことです。名古屋市の案内では、次のような方法をすすめています。

  • 晴れた日には布団を干す。干せないときは布団乾燥機を使う。
  • 週に1回程度、布団の表と裏の両面に掃除機をかける。布団用のノズルがあると吸いやすくなります。
  • 布団の丸洗いは1〜2年に1回程度。カバーやシーツはこまめに洗う。
  • タオルケットや毛布は、使う季節の前に丸洗いする。
  • 目の細かい高密度の生地のカバーを使うと、ダニアレルゲンをある程度閉じ込められる。

干したあとに掃除機をかけると、表面に出てきた死がいやふんをまとめて吸い取れます。高密度のカバーを使う場合も、干すことや洗濯は続ける必要があります。枕についても、洗える素材のものを選ぶと手入れがしやすくなります(枕の選び方)。

カバー・シーツとマットレスのお手入れ

肌に直接触れるカバーやシーツは、汗や皮脂がつきやすい部分です。西川の案内では、羽毛布団のカバーは週に1回の洗濯が目安とされています。

  • ウレタンのマットレスは、起きたら掛け布団をめくって湿気を逃がす。
  • シーツは週に1〜2回、汗をかく春夏はより多めに洗う。
  • マットレスは月に1回ほど、シーツを外して両面に掃除機をかける。
  • ベッドを使っている場合は、ときどきマットレスを立てかけて床板との間に風を通す。

マットレスやベッドフレームの湿気対策は、マットレスの選び方とベッドフレームの選び方でも触れています。

外に干せないときのお手入れ

マンションの規約で布団を外に干せない、花粉や黄砂の季節で外に出したくない、という場合もあります。そのようなときは、室内でできる方法を組み合わせます。

  • 窓を開けて換気しながら、椅子の背や物干しスタンドに布団を広げ、片面ずつ風を当てる
  • 布団乾燥機を使う。使い方と使える素材は、乾燥機と布団それぞれの取扱説明書で確認する
  • 敷きっぱなしにせず、起きたら布団をめくるか、たたんで床との間の湿気を逃がす
  • カバーやシーツはコインランドリーの大型の乾燥機を利用すると、まとめて乾かせる

花粉の多い時期に外へ干した場合は、取り込む前に表面を手で払い、取り込んだあとに掃除機をかけておくと、室内に持ち込む量を減らせます。布団を丸洗いするときは、自宅の洗濯機で洗える表示があるかを先に確かめ、表示がなければクリーニング店の布団丸洗いを利用しましょう。

しまうときの注意

季節の変わり目にしまう布団は、しっかり乾かしてから収納します。湿気が残ったままたたむと、内側の湿気が逃げにくく、カビや傷みの原因になります。

  • しまう前に干すか乾燥機にかけ、熱が冷めてから収納する。
  • 湿気のこもりにくい場所を選び、押し入れならすのこを敷くなど床から離す。
  • 西川の案内では、羽毛布団は半年に1回、しまう時期の手入れを目安にしています。

買い替えを考える目安

干してもふくらみが戻らない、においが取れない、中わたが偏って薄い部分がある、側生地が破れて羽毛やわたが出てくる、といった状態になったら、打ち直しやリフォーム、買い替えを考える時期です。西川の案内では、羽毛布団は使い始めて5年以上たったらリフォームを検討する目安としています。小さな穴なら補修できる場合もあるので、まず販売店やメーカーに相談してみましょう。

布団を選び直すなら

洗える布団や、干しやすい軽い布団に替えると、お手入れの手間を減らせます。当サイトの一覧から、布団を人気順に表示しています。価格は取得時点のものです。

※価格・在庫は2026年11月7日 18:46時点のものです。購入の時点で各ショップに表示される価格が適用されます。最新の価格・在庫・送料は各ショップでご確認ください。

ほかの商品は布団の一覧やシーツ・カバーの一覧で探せます。

まとめ

布団は、素材に合った頻度で、乾いた日の日中にカバーを付けて干し、たたかずに取り込むのが基本です。ダニ対策には、週1回の両面の掃除機がけと、カバー・シーツのこまめな洗濯を組み合わせ、布団本体も1〜2年に1回は丸洗いしましょう。しまう前にしっかり乾かしておくことも、次の季節を気持ちよく迎えるためのポイントです。お手入れの頻度は季節や汗の量でも変わるので、表の目安をもとに暮らしに合わせて調整してください。